堀部和経 W.S. 数学 と その周辺
「新館」13階
Background figure by Horibe Kazunori


        




展覧会は終了しました

庶民の算術展の看板前にて   「庶民の算術展」をオープン初日(2004/4/29)に見に行きました。

  本物の算額(絵馬)をあれだけ一度に見ることが出来たのは、すごいです。

  入り口の看板前で深川先生と一緒に、向かって右が深川先生です。





庶民の算術展の看板前にて   2枚目はの写真は、会場で販売している図録です。

  2500円でした。当然ですが、展示されている算額の写真集です。

  その他、色々な出版物なども展示されています。




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庶民の算術展 庶民の算術展
        
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庶民の算術展 庶民の算術展

   名古屋市科学館で、

特別展「庶民の算術展」が開催されます。

  2005年 4/29金・祝 → 6/26日


日本人であるなしにかかわらず、名古屋を訪れるすべての人にこの
算額展を推薦します。これは、日本文化の偉大な宝物のひとつを見
ることのできる非常に貴重な機会です。

西洋の影響から切り離されていた時代、日本の数学愛好者たちは世
界に類のない、芸術と幾何学の結婚ともいうべき「算額」を創り出し
ました。通常、日本各地の寺社に掲げられている算額が、深川英俊
氏によってこのたびの歴史的な展覧会のために名古屋に集められた
のです。

(算額を見に)1993年、岐阜県大垣市を訪れた心躍る記憶とともに
                          2005年2月5日

               アメリカ合衆国ニュージャージー州
                     プリンストン高等研究所
                        フリーマン・ダイソン



▲ 各地の算額約130面が初めて名古屋に集合!

算額は現在、青森県から長崎県まで日本各地で約1000枚残っている
のが確認されています。今回、日本各地から約130面の算額が名古屋
に集まります。全国の算額が一堂に会するのは初めての事です。



■ 同時代の西洋に負けないレベル!

同位元素の発見でノーベル化学賞を受けた英国のフレデリック・ソディー
は幾何学でも功績を残しました。有名なのが、1936年に発表した
「ソディーの6球連鎖の定理」と呼ばれるものです。ところが、その定理は、
1世紀余り前の1822年、相州(現在の神奈川県)の寒川神社に掲げられた
算額にすでに記されていたことが分かりました。このように、和算は従来考え
られていたよりはるかに水準が高く、西洋数学で有名な法則や解法がいち早く
和算で得られていたケースが少なくありません。



▲ お百姓さん、大工さん、魚屋さん、お侍さん・・・
  みんな夢中になった!

江戸時代、日本では独自の数学「和算」が発展しました。和算は、幅広い庶民が
知的興味に導かれるままに発展させた点が、大きな特徴です。「算額」は、数学
の謎解きに挑戦して発見した「難問の解答」や「定理」を絵馬に描き、神社や寺に
奉納したものです。岡山市郊外にある神社に掲げられている算額には、侍や少年に
交じって日本髪の女性二人がそろばんを使って高次方程式解いている様子が描かれ
ています。各地に残る算額も、農民、大工、魚屋、16才の少女、代官所つとめの
武士など、様々な年齢、階層の人たちが掲げました。





 入場料:一般1,000円、大学・高校生800円、小・中学生500円

 主 催 : 名古屋市科学館、朝日新聞社

 後 援 : 日本数学会/日本数学史学会/日本数学協会/愛知・三重・岐阜県各教育委員会/
       名古屋市交通局/名古屋テレビ放送

 連携協力: 財団法人2005年日本万国博覧会協会



    なお、この展覧会には、
    本校(当時:春日井高等学校)の教諭の深川英俊先生が(深く)関係しておられます。


日経サイエンス 1998年7月号の記事へ直リンク



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