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準天頂衛星「みちびき初号機」軌道投入記念

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表題について ===== 正確にはまだ軌道投入は出来ていません。
9/14時点では、第3回のアポジエンジンの噴射までです。






2010/9/14作成





その後、予定した安定に軌道投入が完了した、というニュースを見聞きしていた、・・・。
・・・ついに、次のようなニュースにであった。

(^_^)v




 政府は4日、日本版GPS(全地球測位システム)を構築するため、準天頂衛星「みちびき」の同型機と静止衛星を、2014年から2年程度の間に集中的に6〜7機打ち上げる方針を固めた。

 アジア太平洋全域を対象に、現在のGPSより10倍高い精度で測位できる体制を整える。打ち上げなどにかかる計2000億円規模の費用には民間資金を活用する方針だ。

 政府の宇宙開発戦略本部(本部長・菅首相)が、原案を固めており、8月をめどに計画を決める。財政難の中、政府は民間の資金とノウハウを活用するPFI法の改正案を次期通常国会に提出し、衛星製造をPFIの対象事業に加える方針だ。

 日本独自のGPSを構築するのは、米国のGPSの本来の目的は軍事利用のため、有事などの際に民間向けの電波の発信までも第三国に妨害され、市民生活や経済活動が影響を受ける恐れがあるからだ。

 日本は10年9月、独自開発した準天頂衛星の1号機「みちびき」を打ち上げた。同型機も含め3機以上にすれば、1機は常に日本上空に位置することになる。米国が運用するGPSと組み合わせれば、カーナビゲーションなどの精度は現在の10倍高まり、誤差は1メートルまで小さくなる。

(2011年1月5日03時03分 読売新聞)









準天頂衛星初号機「みちびき」のルビジウム原子時計の
冗長系切り替えについて

平成23年7月29日
宇宙航空研究開発機構


 平成22年9月11日に打ち上げられた準天頂衛星初号機「みちびき」において、平成23年7月28日21時43分(日本時間)、ルビジウム原子時計1が異常となり、正常な測位信号が生成できなくなったため、直ちにアラートフラグ*が設定されました。平成23年7月28日22時07分(日本時間)に、冗長系のルビジウム原子時計2に切り替えを実施し、正常動作を確認後、「みちびき」の精度等に影響がないことを確認した上で、平成23年7月29日4時05分(日本時間)に、アラートフラグ解除を実施致しました。  測位信号の生成には2台中1台の原子時計を使用しており、1台機能停止しても「みちびき」の機能・性能には影響いたしません。現在、衛星の状態は正常で、測位信号の提供を正常に継続しております。 今後、技術実証を行いながら原因究明を進めてまいります。


*アラートフラグ:「みちびき」の測位信号の利用ができない状態(アラート状態)を示すフラグ。アラート状態では一般ユーザは信号を捕捉しても受信機側で「みちびき」の情報を測位計算に利用できません。アラートフラグは軌道制御や姿勢制御の衛星運用、特定の技術実証実験によって設定することがあります。










菅さん宇宙戦略、日本版GPSが最重要課題

 宇宙開発戦略本部(本部長・菅首相)の専門調査会は8日、日本版の全地球測位システム(GPS)を構築するための準天頂衛星を宇宙分野の最重要課題と位置づける最終報告をまとめた。


 報告に基づき、同本部が宇宙関連施策を決定する。

 報告では、これまで各省庁で担当してきた準天頂衛星システムの開発、整備は内閣府が主体的に実施するとし、2012年度の予算要求に向け、内閣府で予算を要求できる体制を作る考えを示した。

 米国のGPSを補完し、精度の高い測位を行うためには準天頂衛星4基が必要で、米GPSに頼らずに測位するためには7基が必要としたが、何基体制で運用すべきかについては示さず、今後の政治判断にゆだねるとした。

(2011年8月8日14時33分 読売新聞)














準天頂衛星システムサービス株式会社

Quasi-Zenith Satellite System Services Inc.(略称:QSS).

設立2013年3月19日









内閣府 宇宙開発戦略推進事務局 WEB−SITE




2018年度には、4機体制が確立する予定。
(打ち上げは、すでに終わっていて、運用実行されるのを待つのみ。)


2023年度には、持続測位可能な、7機体制で運用されることが決まっています。


2017年12月記す。










2018年11月1日 4機体制が確立



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