堀部和経 W.S. 数学 と その周辺
画像ギャラリー「本館」2階 別部屋
穴をあけたけた球などを、ゴムで編んで立体模型を作りました。

Mathematical Beadwork

Background figure by Horibe Kazunori
30balls



金 必耀(Jin. Bih-Yaw) さんについて





台湾大の金さんの考えを、九大の園田さんから聞きました。
( 聞いたのは、2012/10/4(木) )

彼が、何故ビーズ編みでフラーレン系のモデルを作っているかについて・・・

今までよく見せられていたモデルは、
原子核に重きを置いてそこに結合の手としてボンド(モデルでは棒)を配置して表していた。
しかし、原子核とその周りの電子雲(確率の雲)との大きさを比べると、
ビーズ編みモデルの方が、よく実態を表している。
つまり、分子構造としては、60個の原子核に着目するより、
結合の手である電子の確率の雲を見る方がよい。
という考えで、
90個のビーズ球で作ったモデルの方が、
より良くフラーレンを表現しているという認識なんだそうです。
60個のまばらな原子核ではなく、
90個の確率の雲のつながりの方が良いという考え方です。

園田氏の言うところでは、
これは画期的な発想だそうで・・・。
『古いボーアモデルを捨てる時』、なんだそうな・・・。

 [↑ちょっと言い過ぎ?  (^_^)v  という気もするが・・・、
  確かに、原子核に着目しなければ・・・その通りですね。]
 







入口へ戻る